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とりアート構想(平成23年11月16日制定)

とりアート構想

とりアート構想

平成23年11月16日制定

前文

 文化芸術は人びとに生きる喜びをもたらすものであり、鳥取県民一人ひとりが様々な文化芸術活動を実践し楽しむことは、心豊かで活力ある社会の実現に資する点で重要である。

平成14年に本県で開催された国民文化祭の精神を継承し、発展させるために始まった鳥取県総合芸術文化祭(愛称:とりアート)はこれまでの9年間、県民に多様な文化芸術を提供することを目的として実施してきた。

今後は、こうした実績をもとに文化芸術活動の充実に不可欠な人材の育成を事業の中核に据えて取り組むとともに、県民一人ひとりがこの事業に主体的に関与し、生活の中に文化芸術を活かすことで、文化芸術を通じた地域の活性化と県民生活の質の向上に寄与するために実施するものである。

1 目的

当事業の実施を通じて、全ての県民が文化芸術に理解と親しみを持ち、自ら取組むことで、心豊かで満ち足りた生活を送ることができるようになることを目指し、そのために必要となる文化芸術の人材育成を広範に行うことを目的とする。

2 名称、主催者、会期

(1)名称:鳥取県総合芸術文化祭(愛称:とりアート)

 (2)主催者:鳥取県総合芸術文化祭実行委員会(以下、「実行委員会」という。)、

鳥取県

 (3)会期:通年とする。

3 事業構想

(1)目 標

1 県内の文化芸術活動の裾野拡大を目指し、県民誰もが気軽に文化芸術に触れ、楽しむことができるような、機会の提供を行うとともに、その充実を図る。

2 県内の文化芸術の質の向上を図り、頂点の伸長を目指して、県民ニーズに沿った良質な作品の提供を行う。

  3 県内の文化芸術活動の円滑な遂行とそのレベルアップを図るため、活動者(指導者、後継者、担い手を含む)、鑑賞者、アートマネジャー、技術者、支援者等の必要な人材の育成を図るとともに、その人材育成に必要な措置を講じる。また育成した人材を活用する場を作る。

 (2)内 容 

   とりアートの事業は、以下のとおりとする。

  【主催事業】

   主催者が上記(1)の目標を達成するために実施する。

なお、主催事業の実施に当たっては、目標達成のために各事業が満たすべき基準を別に定める。

   1 各地区企画運営事業

・実行委員会は、県内の文化芸術活動の裾野拡大のため、誰もが気軽に親しめる事業を実施する。

    ・実施方式=東・中・西部の地区ごとに事業テーマを決定し、それに基づいた企画を公募し、市町村等との協働により、様々な場所でにぎわいを演出しながら事業を実施する。

2 メイン事業

・実行委員会は、県内の様々な分野の文化芸術活動主体の協働により、良質で創造的な舞台作品等を提供する。

    ・実施方式

(ア)企画

実行委員会は、県民が鑑賞を希望する文化芸術事業に関する調査を行い、その結果に基いた事業を事業実施地区委員会の意見を踏まえ、文化芸術活動者が提供できる内容と調整の上、企画する。

なお、過去の作品の再演も検討する。

(イ)制作

実行委員会は、県内の文化団体等に事業制作を委託する。

(ウ)開催場所及び頻度

会場は東・中・西部地区持ち回りとし、毎年度、実施する。

(エ)準備期間

事業実施に際しては2年の準備年度を設け、各地区3年周期で実施する。

(オ)当該方式による事業実施が円滑に行われるようになるまでの当分の間、2年に1度の事業実施とする。

  

  3 人材育成事業

・実行委員会は、文化芸術活動を持続的に向上・発展させるのに必要な人材を育成する。

    ・実施方式=講習会、ワークショップ、個別指導等を実施して人材育成を行うとともに、その育成した人材に事業実施を委託する等、文化芸術活動の実施に必要となる多様な人材を育成する場を設け、とりアートの事業を中心としてその活用を図る。

   

4 その他の事業

    ・上記1~4の事業以外で、主催者が実施する事業のうち、上記(1)に掲げる目標の実現に資する事業。

  【参加事業】

   ・主催者以外の県内の文化芸術活動主体が行う文化芸術事業のうち、上記(1)に掲げる目標に寄与する事業を「参加事業」とし、とりアートの主催者は広報等の協力、連携を行う。

4 推進体制

 上記の事業構想を実現するため、推進体制は以下のとおりとする。

(1)実行委員会

県内の文化芸術活動者、鑑賞者、学識経験者、マスコミ関係者、教育関係者、行政等の委員及び各地区企画運営委員会の代表者で構成する。委員の選考には公募を取り入れる。実行委員会に以下の部会を設置し、委員はいずれかの部会に所属する。部会の役割は以下のとおりとする。また、必要に応じて、委員会内にプロデューサーを置く。

名   称

主 な 委 員 属 性

役    割

幹事会

各部会長及び

各地区委員会代表

事業全体の総合的な情報共有等

メイン事業部会

文化芸術活動者、鑑賞者、学識経験者、教育関係者、行政、事業実施地区の企画運営委員会の代表

メイン事業の企画調整、委託先の選定、委託事務の進捗管理(質の管理も含む)、事業実施に際しての実施地区の委員会及び広報部会との各種連携等

人材育成部会

文化芸術活動者(指導者)、学識経験者、教育関係者

人材育成・活用プランの作成、中高生を中心とする若年層が行う文化活動への支援、人材育成事業の実施等

広報部会

文化芸術活動者、マスコミ、行政、各地区企画運営委員会代表

事業広報の戦略の作成・実施、各種PRイベントの実施等

(2)各地区企画運営委員会

・県内の文化芸術活動者、鑑賞者、学識経験者、マスコミ関係者、教育関係者等で構成する。委員の選考には公募を取り入れる。

 ・各地区委員会には部会を設置し、機能的で効率的な運営に努める。

(3)広報

・広報部会が中心となり、訴求力のある広報企画及び適切なツール、時期を定める広報計画を策定する。

・県民への事業定着を目指し、多様な主体との新たな連絡会議の設置等も視野に入れ、効率的で効果的な広報を実施する。

(4)連携

・県及び実行委員会は、社会と文化芸術をつなぐアートマネジメントの重要性に鑑み、県文連等既存の文化団体、文化芸術活動者等との協働、教育機関等との連携を推進し、事業実施、人材育成において県内の様々な団体や個人と連携を行い、とりアートを円滑に実施する。

5 事業評価

実行委員会は県に設置する評価委員会の指摘事項を真摯に受け止め、指摘事項に対する改善計画を作成し、評価委員会へ提出する。

6 その他

 この構想は必要に応じ適切な時期に見直しを行うものとする。

とりアート構想(平成23年11月16日制定) [pdf:186KB]